看護目標を書いたら、具体性がないと言われました…
どんな目標を立てたのかな?
転倒リスクのある患者さんに対して、
「転倒しない」という目標を立てました。
なるほど…
それだと、誰が見ても同じ評価は出来なさそう…
看護学生さんが立案する計画には、
- 具体性
- 個別性
が欠落しがちですよね。
今回は、看護目標の具体的な書き方を徹底解説していきます◎
1.いつまでに
具体的な日時を指定すると、誰が受け持っても同じ日に評価することができます。
・_月_日までに
・術後_日目までに
・産後_日目までに
・食事開始までに
具体的に記載するためには、アセスメントの中で根拠を明確にしておくことが必要です◎
2.誰が
基本的には受け持ち患者さんが主語になります。
しかし、小児実習や在宅実習などで家族が対象になることもあります。
・_氏が
・患者家族が
誰を対象に看護計画を行うかも、アセスメントの中で根拠を明確にしておく必要があります。
3.どうやって
学生さんの看護目標はここが抜けやすい!
どうしたら長期目標を達成できるか、スモールステップを使って考えてみましょう。
・_を用いて
・_を見ながら
・_の説明を受けながら
4.どのぐらい
学生さんの看護目標ではここも抜けやすい!
「どうやって」「どのぐらい」が、【具体性】や【個別性】に直結すると言っても過言ではない!
・_kcal
・_分間
・_m
・_から_まで
具体的な数値を記載するためには、アセスメントの中で根拠を明確にしておくことが必要!
「どのぐらい」が具体的だと、評価もしやすくなる◎
5.何をできる
ここはシンプルに、長期目標に向かってスモールステップで考えてみよう!
・歩行できる
・選ぶことができる
・声をかけることができる
・維持できる
以上の5つの項目に患者さんの状態を当てはめてみよう!
受け持ち患者Aさんの現在の状況は、
・「トイレまでは自分で行きたい」という思いがある
・自宅退院方向
・安静度:病棟内の杖歩行可
・リハビリでは付き添いで20m歩行可能
・時折、ふらつきあり
・現在はトイレまで付き添い歩行している
だから…
いつまでに | 12月1日までに |
誰が | A氏が |
どうやって | 杖を使用して |
どのぐらい | 自室からトイレまでを |
何をできる | 転倒することなく歩行できる |
テンプレートに当てはめたら、スムーズに書けました!
Aさんの思いに寄り添った、
具体的で個別性のある看護目標になりましたね◎
▼看護目標のテンプレートはこちら
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